ホーム> メディア紹介

メディア紹介

記事タイトル : 日本文化を誰よりも愛し 日中文化交流の懸け橋に 
掲載媒体 : アジア情報誌 
掲載日付 :  
掲載場所 :  
関連サイト : アジア情報誌 

 日本文化を誰よりも愛1.jpg
日中文化交流の懸け橋


中国での安定した生活を投げ打ち、活躍する場を求めて日本へやってきたのが呂娟氏だ。日本で経営や経済を学ぶのではなく、今後暮らしていく国として文化や風土、日本人の考え方などをじっくりと学んだ呂氏。その知識を活かし、日本企業と中国労働者の仲介をする人材派遣ビジネスで成功を収めた彼女の、成功 に至る考え方と今後の展望を聞いた。




活躍の場を求めた日本で 文化・歴史も修得


 呂娟氏は中国で医師資格を取得しながら、日本での起業を選んだアグレッシブな女性だ。中国で医師は公務員であり、将来を保証された専門職だ。呂氏がそれを捨てた理由は、自分の手で夢を叶えたいという強い上昇志向だった。「家族の勧めで医師になったものの、病院上層部になるには大変な年月が必要です。若いうちに成功したいと考えた私は、海外留学を選びました」と呂氏。留学生として来日した呂氏は、大学で日本の歴史や文化を学んだ。医師という理系の職業から、文系の学問への転向に加えて、多くの中国人留学生が経済や経営を学ぶ中で歴史や文化を選択した呂氏は周囲から奇異の目で見られたという。「私は今後、日本でビジネスを行い、日本で暮らして行くためには日本の文化や風土、歴史を知る必要があると思ったのです。中国には『知己知彼百戦百勝(彼を知り己を知らば百戦危うからず)』という諺がありますが、今の生活習慣だけでなく歴史や地理もきちんと学ぶことが重要だと感じたのです」と呂氏は語る。


日中の問題を解決する人材派遣ビジネスで成功


  日本の文化と社会について多くの知識を持った呂氏は、他の中国人留学生に一歩先んじていた。アルバイト先で中国人留学生の面倒を見る中で、中国からの研修制度を知った
   呂氏は、日本企業と中国人労働者の双方に役立つビジネスとして、人材派遣業を選んだ。「90 年代、日本は少子高齢化で現場の労働者が減っていましたが、中国では改革開放政策が進められたこともあり、失職者が増えていました。中国で人材をスカウトし、教育した上で日本企業に派遣するという人材派遣業に目をつけました」と呂氏は語る。当時の生活保障金は日本円にすると月額3000 円程度。勉強して日本に来れば、月給7 万円になるという研修制度に、中国の若者は飛びついた。
 頻繁に中国と行き来をし、中国人留学生を大勢日本に連れてくるという活動の中で、旅行代理店業務も立ち上げた。


日本将棋を中国へ中国舞踊を日本へ


  呂氏が現在注力しているのは、日中の文化交流事業だ。

  日本の文化として中国の子供達に伝えられているのが「将棋」。「日本の将棋はとった駒を再利用します。王様が自ら戦います。一番弱い駒も突き進めば出世します。これは日本将棋ならでは。捕虜に再起の機会を与え、王様が陣頭で戦うというのは、日本の侍精神の現れでしょう。日本の将棋は本当にすばらしいものです」と呂氏は力説する。中国の子供は将棋を通して、辛抱や礼儀を学ぶという。「今の中国で、子供は大事にされすぎて我が儘です。しかし、最初によろしくお願いしますと頭を下げ、きちんと考えて頑張り、最後には負けましたと頭を下げるということを、将棋は自然に学ばせてくれます」と呂氏。日中対抗戦の開催などにも携わる呂氏は「子供達は日本の将棋が大好きで、日本も大好き。将来なりたいのはプロ棋士だと言っていますよ。じっとしていられない子も集中力がついていますし、数学力もついています」と手応えも十分だ。

  一方、日本に向けては中国の伝統文化を扱う「ヤン・リーピンのシャングリラ」を文化村、TBS放送と共催している。中国各地の少数民族が守り伝えてきた民族歌舞を採取し、構築した公演は2008 年3 月に文化村オーチャードホールで全11 公演が行われ、盛況を博した。その再演が、2010 年3 月に行われる。今回は大阪公演も含めて、全14 公演が予定されている。「今まで、苦しいことも大変なこともありました。でも、簡単なことは誰にでもできます。大変なことこそ私の出番だと喜びます。山を登るからこそすばらしい景色が見えるのです。
上らない人に景色は見えません」と呂氏は笑う。
   自ら映画製作を行ったり、ファッションモデルとして活動したりとさまざまな分野で活動する呂氏は、さらに芸能プロデューサーとして中国人女性7 人の「七仙女」を5 月にデビューさせることが決定しており、中国有名歌手の来日公演を開催する予定もある。今後もより高い山を目指した活躍が期待できそうだ。


添付
List of Articles
タイトル 日付 閲覧数sort

日本からニーハオ!----株式会社アルバックスの代表取締役呂娟さん file

  • 2009-11-24
  • 閲覧数 27516

呂娟略歴:株式会社アルバックスの代表取締役、北京東方飛羽国際文化有限公司董事長、日本中華書画芸術研究院理事長、日中文化交流センター理事長、世界華商大会中国書画芸術逸品展示会執行主席、、、 優雅でおしゃれな呂娟さんを見た瞬間、上述の様々な肩...

日本文化を誰よりも愛し 日中文化交流の懸け橋に file

  • 2010-01-27
  • 閲覧数 27445

日本文化を誰よりも愛し 日中文化交流の懸け橋に 中国での安定した生活を投げ打ち、活躍する場を求めて日本へやってきたのが呂娟氏だ。日本で経営や経済を学ぶのではなく、今後暮らしていく国として文化や風土、日本人の考え方などをじっくりと学んだ呂氏。そ...

杨丽萍在日本这样给娱记们讲故事 file

  • 2010-01-27
  • 閲覧数 27169

旅日华人企业家吕娟搭台,中国“舞神”杨丽萍再次来到日本。1月16日下午4点半,杨丽萍在东京TBS电视台播放中心12楼与日本媒体以及华文媒体的娱记们见面,为3月17日开始的第二次赴日公演做推介宣传。 杨丽萍接受日本TBS电视台记者的采访。 身穿民族盛装的杨丽萍...

中国トップシンガー・那英の初来日コンサートを主催 file

  • 2011-05-25
  • 閲覧数 27055

中国トップシンガー・那英の、日本での公演を実現するため、呂娟社長は1年近く努力を払いつづけした。その努力がみのり、2010年12月21日に中野サンプラザにおいて、(株)アルバックスと(株)山和エンタテイメントは「那英デェビュー20周ワールド...

チベットの「哈达(ハダ)」を日本の国会議員に贈呈 file

  • 2011-05-10
  • 閲覧数 26804

先日、「蔵謎」の主催社の株式会社アルバックスの社長、華人企業家の呂娟氏が橋わたしとなって、「蔵謎」劇団の主要な団員を連れて日本の衆議院議員会館を訪問し、また国会議事堂を見学しました。その際、中国チベット民族の最高敬意を表す儀礼用品である「哈...

北京五輪の円満な成功を祈り----株式会社アルバックス社長 吕娟(日本語) file

  • 2009-11-24
  • 閲覧数 26457

世界華人長年の夢であった北京五輪は、いよいよ8月8日に開催となる。このたび、私は株式会社アルバックスを代表して、北京五輪が順調に開幕し、大成功を 収めることを、謹んで祈っている。更に、「北京五輪は世界を一つに」、「北京五輪は空恐ろしい発展す...

小泽一郎会见威海市政府代表团 file

  • 2010-01-27
  • 閲覧数 26104

12月4日下午在国会办公室会见以孙述涛市长为首的山东省威海市政府代表团,并与代表团成员进行了热情有何的谈话。威海市政府代表团此次访日的目的是在日本举办 威海市招商引资及投资环境说明会 和威海市食品安全及食品为首管理说明会。 在日本经济界,企业界...

“ 対岸千里でありますが、運命を同じく共有 ” file

  • 2009-11-24
  • 閲覧数 25588

株式会社アルバックスの代表取締役 呂(ロ) 娟(ケン) 氏は、著名な在日企業家です。 2006年、地球環境保護の大切さを訴える日中合作映画『鶴よ 飛べ!』に全額出資すると同時に、女優の中野良子さんと共に、特別出演してこの映画をヒットさせました。 呂娟...

祖国の被災地に心をいため -- 愛で孤児たちの心を暖める file

  • 2010-09-09
  • 閲覧数 25462

 夏休みの間、上海世界博覧会は世界各国から来た児童で大変混雑している時に、その中の一群に青海地震被災地と江西洪水被災地の児童たちがいて、興奮した様子で日本館を参観していました。彼らは激しい地震や洪水などを被災したため、両親を亡くした児童たち...

中国企業は、中日青少年の交流に挺身する file

  • 2010-09-09
  • 閲覧数 25203

最近、株式会社アルバックスと財団法人日中青少年旅行財団とが共同で主催した、北京広渠門中学管弦楽代表団と日本の松山市立南中学の交流活動は、各方面から関心を集めました。 交流では、北京広渠門中学代表団の生徒は管弦楽の素晴らしい演奏(パフォーマ...