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閲覧数 19639 推奨数 0 2014.02.03 17:34:32
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ヤン・リーピン、ここに極まる。

中国の至宝と称される舞踊家ヤン・リーピンが、

持てるすべてを惜しみなく形にした最高傑作、いよいよ来日!


本作「ヤン・リーピン 孔雀」は、2012年に中国で発表されるやいなや、嵐のような話題と評価を集め、ダンサーだけで50人を超す大作ながら、すぐに中国全土のツアーが決定。

 壮大で哲学的な世界観、胸を打つストーリー、豪華な衣裳とセット、迫力ある群舞、また何より、これまで磨き上げてきた技術を惜しみなく注ぎ込んだヤン・リーピンの踊りが絶賛されたのだ。

 もう封印されたと誰も が思っていたヤン・リーピンの孔雀の舞。日本でも『シャングリラ』や『ヤン・リーピンの“クラナゾ”』の中で披露され、観た人の心を鷲掴みにした奇跡の舞 が、これまでのどの作品よりもたっぷりと、そしてスケールアップして披露されていることに誰もが驚いた。

 しかもうれしいことに、ソロ、デュエット、トリプル、群舞などあらゆるタイプのヤン・リーピンの舞踊が、かつてないボリュームで堪能できるという豪華さ。彼女は正式には年齢を公表していないが、キャリアを逆算して考えれば50歳をゆうに超えているはずで、本作で見せる圧倒的な体力と神々しい美しさは、常識を大きく外れて驚異的だ。年齢を経て、衰えどころか、むしろ余裕さえ感じさせる見事な舞踊は、今こそが彼女の最盛期ではないかと思わせるほど。

本作は間違いなく、ヤン・リーピンがすべてを注ぎ込んだ集大成である!!


《愛の物語こそが、孔雀にふさわしい。》

 これまで日本で上演されたヤン・リーピンの孔雀の舞は、孔雀の生態を舞踊へと変換し、芸術に高めたものであった。本作では、技術と芸術性の高さはそのままに、移り変わる四季を背景にした深遠なラブストーリーに創り上げた。豊かな自然の中で生命が生まれ、運命的な出会いを経て恋が生まれ、その愛が豊かに育ち反映をもたらす──。おごそかで祝祭的な愛の物語は、ヤン・リーピンが磨き上げてきた孔雀の舞いのテクニックが、存分に発揮される。孔雀の舞にふさわしい題材は、愛の物語なのだ。


 一方でヤン・リーピンは、孔雀の愛がカラスの邪悪な欲望の犠牲になるというストーリーラインも用意している。それも、カラスを一方的な悪者にするのでなく、美しさと愛に強く憧れる孤独で不器用な存在として描き、物語を苦く深遠なものにしたのだ。輝き、喜び、希望、美、清純と共に、渇きや陰影、寂しさや激しさなど、愛の全容を舞踊に込め、全身で踊り尽くす。それによって孔雀の舞は、一層深く観る人の記憶に刻まれるものになった。


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《四季の移り変わりと、生命の循環。》

この作品のストーリーの流れを支える重要な役割を担うのが、四季の流れ。

舞台上で変わってゆく春、夏、秋、冬という季節は、孔雀達の住む森の時間を表し、孔雀達の愛の形が変化していく様子に伴走する。

「ものごとはすべて変化し、命は繰り返します。仏教に輪廻という考え方がありますが、春夏秋冬という季節の変化の中で、それを表現したいと思いました」――ヤン・リーピンそのため、「神」「時間」という役柄も重要なポジションとして登場。

舞踊劇でありながら、哲学的な世界観をイメージ豊かに構築している。



《驚異の能力を持つ“後継者”に注目。》

四季の歩みを刻み、決して止まることのない時の経過は、この作品の重要なポイント。それを体現する「時間」の役に抜擢された美少女パフォーマーが、ヤン・リーピンの実の姪であり、幼い頃からカンパニーの中で育って来た、若干14歳のツァイー・チー(彩旗)だ。2時間の上演時間中ずっと、一瞬も止まることなく体を一方向に回転し続ける。「訓練してこれができるようになったのではなく、私は子供の頃から目が回るということがないんです。ただ、今のように長く回転していられるようになったのは、

叔母から“他の人が稽古している間、あなたは体力をつけるために回っていなさい”と言われて毎日練習していたから。

私が回転していた場所は、他と比べて床がくぼんでいるんです(笑)」

 

こともなげに笑顔で話す驚異的な身体能力とずば抜けた存在感を持つツァイー・チーは「ヤン・リーピンの後継者」と目されるのも納得。

ストーリーの内容に合わせて自在に緩急をつけ回転する姿は、血筋を感じさせると同時に、血のつながりがなくてもきっとヤン・リーピンに見つけ出されたであろう才能を感じさる。


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《世界一流のクリエイターが参加。》

本作の美術総監督と衣裳デザインを手がけるのは、ハリウッドでも活躍し、映画『グリーンデスティニー』で2001年のアカデミー賞最優秀美術デザイン賞と最優秀衣裳デザイン賞をダブル受賞したデザイナーのティム・イップ(葉錦添)。

以前からヤン・リーピンの仕事に注目していたというティム・イップは、プロジェクトのスタート当初からヤン・リーピンと綿密な打ち合わせを繰り返し、稽古場にも通い詰めたという。


「孔雀の動きを模倣するダンサー達を目の前で見て、

話を聞き、どんな素材を使い、

どれだけの長さや重さの衣裳にすれば

彼らの動きが活かせるのかを

丹念に調べてプランを練りました」  

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こうしてビジュアル面での一層の充実を図り、

ヤン・リーピンの最高傑作にふさわしい

美的世界を完成させた。


葉錦添  (ティム・イップ/Tim Yip)  美術総監督/衣装デザイン

衣装、ビジュアルアート、映像美術、現代アートデザインの著名芸術家。中国現代芸術の解釈に没頭し2001年に映画「グリーンデスティニー」でアカデミー賞最優秀美術デザイン賞とThe British Academy of Film and Television Arts「最優秀衣装デザイン賞」を受賞、これらは中国人として初の受賞。

新しい東方主義的美学を全世界に紹介し、世界に東方芸術文化を知らしめた最も重要な芸術家の1人といえる。


《生きる舞踊の女神、ヤン・リーピンとは?》


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天賦の才と驚異的な努力で早くから頭角を現し、前人未到の速さで階段を駆け昇って中国至宝の舞踊家となり、約30年に渡って第一線で活躍しているヤン・リーピン。

彼女が踊りを通して常に追い求めているのは、大自然の生態。太陽や月のエネルギー、風や雨など厳しい自然、木々や花々の成長、人間も含む動物や虫の営みを、エモーショナルで迫力あると同時に非常に繊細な、文学や映像にはできない形で表現してきた。


【師匠を持たないカリスマ】

ヤ ン・リーピンの名声は80年代からスタート。1986年に自ら制作、主演したソロ作品『孔雀の霊』が大成功を納め、同作が中国国民の9割が観ると言われる 大晦日のテレビ番組で放送されると、その名は一躍、広まった。人々が観たのは、まるで孔雀が乗り移ったように筋肉を微細に動かしながら、全身と指先の両方 で聖なる鳥を表現した美しい舞踊であった。

その後も彼女は進化を続け、1998年にはモントリオール世界映画祭の審査員特別賞を受賞、

さらに2000年代に入ると、中国奥地の山岳地帯に点在する少数民族を数年がかりで訪ね歩き、そこに伝わる伝統的な歌や踊りを集めて壮大な生と死の叙事詩として構成することに成功。

それが、来日公演のソールドアウトが続出した『シャングリラ』(2008年、2010年)、

『ヤン・リーピンの“クラナゾ”』(2011年)で、彼女は演出はもちろん、スカウトした少数民族の若者達を一人前のパフォーマーにする、とても優れた才能も発揮した。


【ヤン・リーピンと孔雀】

こうした、長く輝かしい経歴の中で、舞踊家としての彼女がとりわけこだわってきたのが孔雀。

成功のスタートとなった『孔雀の霊』以来ずっと、さらなる技術の完成度、さらなる広がりある作品を追求してきた。

 

「孔雀は美しく神秘的で、私の出身である白族(ぺーぞく)では、神の使いとも言われています。私自身、とても惹かれますし、強い親近感を感じる特別な存在です」

 

孔雀を表現する特徴的な動き──首や肩は静止したまま、肩甲骨から二の腕を驚くほどこまやかに震わせる──は、優れた舞踊家にとっても至難の業であることは一目瞭然なのに、悠然と「そんなに難しいことではないんですよ」と微笑むヤン・リーピン。

驚異的なテクニック、雄大な大自然への思い、孔雀へのこだわり。

これら、ヤン・リーピンを構成する要素をまとめ、高いレベルでひとつにしたのが、舞踊劇『ヤン・リーピン 孔雀』なのだ!!

 

 

 

<ストーリー>

春。豊かな森に命が満ちる。種は芽を出し、ツタは伸び、花がほころぶ。そんな中、美しいメス孔雀がサドゥが生まれる。

夏。 森の命は一層、輝きを増す。花は色彩を強め、生命が解き放たれる。サドゥは、美しいオス孔雀ガヤと出会い、恋に落ちる。ふたりは互いの羽根で戯れ、愛を深 めていく。そんな時、孔雀達を見た鴉のルーバンがその美しさに驚き、彼らの羽根を自分も手に入れたいと考えるようになる。特にサドゥに惹かれ、彼女が愛す るガヤに強い嫉妬を覚える。ルーバンは仲間の力を借り、力づくでサドゥを鳥かごに閉じ込めてしまう。

秋。森の木々が枯れ葉を散らす。彼女を助けようとするガヤに「お前の羽根と交換にサドゥを自由にする」と迫る。ガヤは、ひときわ大きく美しい羽根をルーバンに渡し、ガヤは羽根と共に命も失う。

冬。サドゥは自由を得 るが、ガヤのいない世界は彼女にとって悲しみしかない。また、あれだけ欲した美しい羽根を手に入れたルーバンも、自分にはそれが似合わないことを知り、虚 しさでもがき苦しむ。森はいつしか静寂の時期を迎えていたが、悲しみに包まれるサドゥに救いが訪れ・・・。



<公演概要>

◎東京公演:2014523日(金)~6月1日(日) 10回 

会場:Bunkamuraオーチャードホール

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主催  TBS/Bunkamura/Albax 

■チケット料金 : S\12,000 A\8,500 B\5,500 (税込) 

※未就学児童入場不可。 ※客席内にスピーカーを設置いたします。予めご了承ください。

■チケット一般発売 : 201421()

■チケット取扱い

  Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9912(発売初日特電) 03-3477-9999(2/2以降)

                               http://www.bunkamura.co.jp/mybunkamura/ (要事前登録)

  TBSオンライン  TBS 孔雀 検索

  イープラス  http://eplus.jp/y-liping/

  ローソンチケット  0570084-635(発売初日特電10:0018:00まで)

0570084-00318:00以降/Lコード:32123

0570000-40718:00以降/オペレーター対応) 
                          インターネット予約 http://l-tike.com/yl2014/ PC・携帯) 
                         店頭販売:ローソン・ミニストップ店内Loppiで直接購入可能。

チケットぴあ  http://pia.jp/ (Pコード:433-656) セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗

 

■お問い合せ  Bunkamura 03-3477-3244(10:0019:00)

http://www.bunkamura.co.jp (公演のダイジェスト映像など配信)

■グループ鑑賞(10 名様以上)のお問合せ  Bunkamura グループ観劇係 03-3477-3244

 

◎大阪公演:201467()8()  3

会場:梅田芸術劇場

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■お問い合せ  キョードーインフォメーション 06-7732-8888(10:0019:00)


予約申込のダウンロードはこちらへ >> <孔雀>特別予約の申込FAX.pdf


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