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「上海中也文化発展有限公司」が発足
中国書道の聖人と呼ばれた王義之の第55代の孫である王徳水氏の書画や海外流出した中国骨董品などの文化財を収集する「上海中也文化発展有限公司」が8日、上海市内で発足した。
上海市元副市長、銭学中氏や東京から来たアルバックスの呂娟会長及び中国の名門大学、清華大学職業経理養成センターの収集家など50数人が開業式典に出席した。
席上、銭氏は、「これまで海外に流出した200点あまりの中国骨董品などの文化財を収集することが非常に有益」と賞賛。呂会長は、「王徳水氏の書画は王義之の血縁を伝承するだけでなく、中華文化の真髄をも伝承してきた」と評価。
劉過成氏の詩
「上海中也文化発展有限公司」の董事長である劉過成氏は詩を作って、上海及び中国全地域での文化発展を図ろうと語った。王徳水氏も「今後、よりよい多くの作品をつくって、社会各界の期待に応える」と抱負を語った。
前列:左から王徳水氏、銭学中氏、後列:左から呂娟さん、劉過成氏
王徳水、字海天、号寥廓楼主人、東瀛墨客、義士後人。1954年浙江紹興で生まれ。現任日本中華書画芸術研究院院長・世界中国人書画芸術逸品展組織委員会事務総長・上海大学、上海師範大学教授。
王徳水氏の書画
王徳水氏の書画や骨董品などの文化財を収集する「上海中也文化」
(章坤良 写真も)