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4月13日、財団法人日本さくらの会が主催する第44回桜祭り中央大会が、憲政記念館で開催された。また、「さくら」を守り育てる「2009年さくら植
樹・愛護運動」も併せて開催された。大会には河野洋平氏、江田五月氏、松本純氏、金子恭之氏らの国会議員、及び200名あまりの日本各界の著名人が出席し
た。期間中に、『さくらに聞く』講演会と記念植樹の活動も行われた。
「敷島の 大和心を人問わば 朝日に匂う 山桜花」。日本のシンボルとされる桜は、優美、純潔、崇高の象徴である。潔く散る桜の風情はとても素晴らしく、
一方、風に吹かれ雨にうたれて耐える桜の風姿にも、みなぎる気品と雄々しい志を見て、「日本精神」として多くの日本人に賞賛されている。
桜を観賞する風習――「お花見」は奈良時代の貴族社会に始まったといわれるが、江戸時代に至って庶民の中にも広がり、毎年3月15日から4月15日までの
1ヶ月間が「さくらの祭り」として一般化した。特に、現代の日本政府は「さくらの祭り」を非常に重視しており、その中でも、国会議員が発起人となった「さ
くら祭り中央大会」は、日本の「お花見」や「桜を愛でる」文化の伝承にとても重要な役割を果たしている。
今回行われた「さくら祭り中央大会」で、衆議院議長の河野洋平氏が挨拶し、「お花見」文化を伝承するために桜の育成に心血を注いでいるボランティアや「お
花見」の愛好者たちに感謝の意を伝えた。参議員議長江田五月氏、内閣官房副長官松本純氏、国土交通省副大臣金子恭之氏も相次いで挨拶した。また、5名の
「桜の女王」が紹介され、各都道府県の知事から推薦された8人と37団体に対して「さくら功労者」賞が贈られた。
今回の「さくら祭り中央大会」では、上海大学吉柴電子信息技術有限公司社長の柴国強氏は唯一の中国人として「さくら功労者」賞を受賞した。(株)アル
バックス代表取締役社長の呂娟氏が大会に招待され、記念植樹にも参加し、唯一の中国人として今回「さくら祭り中央大会」の記念樹に土寄せをした。多年来、
中日文化交流事業に活躍している呂娟氏は、これを契機として中日民間交流に拍車がかかり、さらに立派な成果を上げることができるだろう。
(鄧椿)