１月２１日、東京において「花の生涯／梅蘭芳」の盛大な記者会見が行われた。チェン・カイコー監督、梅蘭芳役ユイ・シャオ・チュン、安藤政信が登場。日本 の芸能界で著名な「女形」早乙女太一がスペシャルゲストとして記者会見に参加し、間もなく日本で上演される「花の生涯／梅蘭芳」にお祝の言葉を添えた。
チェン・カイコー監督は“「花の生涯／梅蘭芳」を日本に紹介することが出来まして、大変嬉しいと思います。また、中国映画に関心を持つ日本の皆様に感謝致 します”と語りながら、自分が監督した作品「花の生涯／梅蘭芳」に対する愛情をも開陳した。また、チェン・カイコー監督は、梅蘭芳が近代中日文化交流歴史 の中で、大変著名な「文化大使」として存在し、その物語が今日でも広く語り継がれている。自分も、梅蘭芳先生のように、映画を通じて、より一層日本文化界 と深く交流したいと、抱負を述べた。
記者会見で、劇中の衣装で登場したユイ・シャオ・チュンが、日本のメディアに感謝の意を述べた上で、『貴妃醉酒』を披露し、会場を沸かせた。
　「花の生涯／梅蘭芳」がいよいよ３月７日から新宿ピカデリーで上映され、順次全国公開予定。
「花の生涯／梅蘭芳」のあらすじ：
中国の伝統芸能、京劇界で最高の女形として語り継がれる梅蘭芳（メイランファン）。妻と家族、愛人、芸を極めた梅蘭芳と京劇界に大きな影響を及ぼしたある 男性の存在、そして師との確執…。また、彼の人生を大きく変えた一人の日本人将校との出会いに、愛と嫉妬、出会いと別れ。その全てが彼を京劇への舞台へと 突き動かし、人々は彼の舞の虜になって行く――。激動の時代を愛と共に生きた、天才女形の壮絶なる生涯を描いた一大叙事詩。